Paper

(in Japanese) イメージセンサ技術の最新動向 第4章 広ダイナミックレンジイメージセンサ技術

2018 November

Authors 高柳 功

映像情報メディア学会誌 Vol. 72, No.6, pp. 811-815 (2018)

4kや8k方式といった画像の高解像度化や3D画像と映像方式が発展してきたが、それに続き広ダイナミックレンジ(以下DRと略す)画像が差別化要素として注目されている.2016年度に施行されたITU/BT2100、SMPTE/ST2084などでHybrid Log Gamma方式やPerceptual Quantization方式が採用され広DR)画像の取り扱いが可能となった.1) その一方、一般的なデジタル出力イメージセンサのA/D変換器や内部回路の現実的な特性から、一フレーム内で表現できる線形信号のDRは60dBから70dB程度である.イメージセンサのDR超える広DR画像を得るため、様々な技術が提案され実用化されている.本論文では求められるDR、課題、そして最近の技術動向について議論する.